死の淵から生還!療養日記とくだらない話

あれ?生きてる・・・事故で死にかけちゃいましたが何とか生還!

神経剥離術 その②

 

 

今回はこっちです。

 

always-smiling.hatenablog.com

 

この時、「大腿神経」の話をしました。

これも「肩甲上神経」の時と同じように

ダメージを受けていたのです。。。

 

always-smiling.hatenablog.com

 

足の痺れが治まらない理由の一つみたいです。 

 

とはいえ。

痺れとか痛みって自分にしか分からないんですよね。

だから、開けてみないと分からないんです。

 

 

「ここ押すと痺れが強くなって痛いんです!」と何度も訴えました。

超音波で組織の癒着が起こっていないか何度も検査しました。

 

 

だけど、体の中で何が起こっているのかは分かりませんでした…

だから、開けてみないと分からないんです。。。

 

手術直前…

麻酔で眠らせる直前です。

 

赤のマッキ―でバツ印を付けられましたwww

医師「ここですね?」

自分「はい。ここ押すと痛くて痺れ強くなります。」

 

こんなやり取りをして深い眠りに……

 

 

無事に終了して医師から一言。

「大きいバカ肉が神経を圧迫してましたよ。

まさに印を付けたところに。」

 

「よし!勝った!」と心で思ったwww

 

 

 

神経剥離術 その①

 

 

その①……

今回は前回記載した「肩甲上神経」です。

 

always-smiling.hatenablog.com

 

その②は追々。。。

 

さて。

術前検査の結果では、神経移植が予定されていました。

 

「肩甲上神経」は画像上、断裂してるわけではないけど

ひどく損傷している事が予想されたので。

 

腓腹神経の一部を切って移植って話でした。

 

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もはや良く分からんwww

足です。

 

あまり影響ないみたいです。動きには。

ただ、ちょっと痺れが残るかも。って言われました。

 

 

実際、開けてみたら。

移植適応までいかなかったようで剥離手術になりました。

 

??

剥離??

 

難しいですよね。。。

 

事故によって非常に強い衝撃を受けて

外傷は無かったけど神経が体の内部で押し潰されちゃって

周囲の組織がぐちゃぐちゃになりバカ肉みたいになって

それが神経を圧迫していて、その部分を剥がす。。。

 

自分でも何言ってるか分からんwww

上手く説明できなくてすみません……

 

移植までしなくて良かったから

すぐに筋力回復して。。。

 

と思ってましたが。。。

 

 

医師「上手く剥がしましたが機能するまで最低でも半年。

最悪、回復しません。」

 

神経の回復って難しいみたいですね。

現に数年経った今でも、筋力回復してません。

腕上がりません。。。

 

 

手術後はすぐに「尿道カテーテル」を抜いてもらいました。

だって嫌だもん!

看護師さんに洗われるの……

 

 

 

原因解明

 

 

腕が上がりません。

外傷は無し。

 

外見上、異常が見られるのは

「棘上筋」と「棘下筋」の委縮のみ

 

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はい。

良く分かりませんねwww

 

肩です。

肩を支えるインナーマッスルと言われる奴ですね。

 

棘上筋と棘下筋は、ある1本の神経由来の筋肉みたいです。

その1本の神経が損傷してるのが疑われました。

 

肩甲上神経というみたいです。

 

 

MRI検査では、2つの筋肉が委縮してるので白く写って

脂肪変性が進んでるみたいです。

画像上、腱板断裂(筋断裂)してるわけではないようで。

 

 

簡単に言うと。

二つの村(棘上筋と棘下筋)に繋がる道路(肩甲上神経)が

崩落したわけです。

物資(栄養とか)が届かなくなったので

村は機能しなくなってます。

 

 

神経にめっぽう強い医師を紹介されました。

手術前提の精密検査がたくさん行われました。

 

さてと。

また眠りにつきます。。。

 

 

 

苦痛からの解放 その②

 

 

松葉杖の練習もリハビリも順調で

加重30kgまでOKが出た頃……

 

ようやくきました!!

苦痛から解放される日が!!

 

やっと一人でシャワーを浴びられる!

 

車椅子で自由に動いてOKが出ても。

松葉杖で転ばないようになっても。

シャワータイムには必ず若い看護師付き…

 

滑って転んだらアウトですからね。

見守りです。

 

自分で洗えないところもあるしね。

膝下とか背中とか。。。

 

 

そうそう!

車椅子が上手になった頃には

尿道カテーテルも抜けましたwww

 

はうっ!!!

って感じです。抜ける時はwww

 

一瞬で痛みもそんなに無かった。

 

もう看護師さんに洗われなくても自分で洗える!

嬉しい!!

 

心なしか看護師さんも寂しそうですwww

 

 

 

 

血栓

 

 

そういえば。。。

血栓できてました。太ももに。

 

ふくらはぎにポンプを付けて血液循環させてたみたいですが

やっぱり動かせなかったから出来ちゃったようです。。。

 

備忘録として書いておきます。

 

 

すげー大きかったみたいで

このまま骨盤手術を行っていたら

血栓が脳や肺に飛んでジ・エンド……だったみたい。

 

放射線技師さんが手術の2日前に見つけてくれて

そけい部あたりの静脈からチューブを挿入して

おへそあたりの下大静脈っていう太い静脈まで

レントゲン画像を見ながら血管の中を冒険www

 

1時間ほどで無事に設置完了!

フィルターは長さ5cmくらいで

設置後、血管を塞ぐように傘みたいに開きます。

この傘が網目状になっていて

血栓が飛んでもキャッチ!ってな感じ。

 

骨盤手術の3日後くらいに

今度は首の静脈からチューブを挿入して

フィルターを取り出しました。

 

べちょ―――

って血の塊が付いてました。。。

 

こんなのが脳や肺に飛んでたら……

ゾッとしました。

 

 

 

リハビリ室

 

 

車椅子の操作も褒められるようになった頃

病室でのリハビリからリハビリ室へ。

 

 

世界は広い!!

病院内を自由に動けるだけで楽しかった。

 

一日やる事はリハビリだけだし

たまに入る検査などを除けば

常に冒険してましたwww

 

売店行ったりwww

食堂でコーヒー飲んだりwww

 

幸い消化器はヤられてなかったので食事制限もなく

2ヶ月半、好きなものを食べられなかったから

売店の菓子パンや甘いものを食べられるだけで嬉しかった。

 

 

さてさて。本題。

リハビリ室でのリハビリ…

といっても…

本格的にリハビリに取り組んでいる今に思えば

「何だこれ??」って感じですが。

 

マンツーマンでストレッチやトレーニングをしてくれるわけでもないけど

体を動かせる事が物凄く新鮮で真剣に取り組んだ。

 

主に筋トレ。生きてる半身のね。

ウェイト付けて動かす。

以上!!

 

………

 

ちょっと経った頃に加重練習。

最初は10kgから。

平行棒につかまりながら体重計の上にヤられた足乗せて

少しずつ10kgになるように力を加えていく。

 

 

骨折には加重が一番なんだって。骨作るのにね。

たくさん歩いてストレスを与える。

 

牛乳とかニボシとか…

あまり意味がないとか。。。

 

 

とにかく折れた骨に加重する。

10kgから15kg。

15kgから20kg。

一週間に10kg、少しずつ増えていった。

 

松葉杖の練習も始まった。

 

事故から約3カ月。

やっと二足歩行に!!

 

いやーーー

高い!!

 

地面をビルの上から見下ろしてるようでした。

 

 

 

苦痛からの解放 その①

 

 

座り方も上手になってきて

リハビリも順調で。

 

車椅子への移乗練習が始まりました。

 

もちろん足に加重できないので難しい…

半身使えないのは辛い。。。

 

 

ベットを起こして

ベットに座り

車椅子にブレーキが掛っているのを確認して

生きている手で車椅子の肘掛?に寄りかかり

生きている足で片足立ちして

ゆっくり座る…

 

骨盤への衝撃が無いように。。。

 

この逆もやる。

ベットに戻る。

 

ひたすら理学療法士さんと練習して

看護師さんに見てもらって。何回も見てもらって。

一人で移乗が完璧と認められたら

ようやく主治医に話をしてくれて

OKが出て、やっと一人で行動できるようになる。

 

キターーーーーーっ!!

 

えっ?!何が?

 

 

いやいや。。。

あれしかないでしょ。

苦痛からの解放。

 

 

そう。

トイレに一人で行けるようになる!!

 

これがどれだけ嬉しい事か!

 

些細な事でも感動できるようになった。

涙もろくなった。

 

何て日だっ!!