ベット上でのリハビリ
生きている半身の筋力低下防止と
関節の可動域が小さくならないように
リハビリがスタートしました。
もちろん、まだまだ天井しか見れないし
寝返りも打てない状況だけど。
死んでる半身は動かせません。
事故から3週間くらい。
筋力低下が著しいようで…
ひたすら動かされて筋トレさせられ…の毎日。。。
正直、これ以外やることなし。
外科的にも今はやることないみたいだし。
………
今は！？
………
腕上がらないやつか…
また手術するのね。。。
それは、後述するとして。。。
リハビリ開始から1ヶ月くらいかな。経過した頃に。
理学療法士「はい。そろそろ座る練習しますね。」
んっ！？座る練習？？？
さすがにそこまで幼児退行してないし。
おむつも経験したし、ご飯も看護師さんに食べさせてもらって
お風呂も入れてもらったけど。
ベットが自動で少しずつ起き上がってきて…
理学療法士さんに支えられながら
ベットから足を出して、いわゆる椅子に座る態勢をとった。。。。。。
ちょっと待って！！
倒れる！！！フラフラだぁーーーーーーー
血圧異常低下…
2ヶ月寝てるだけで、こんなにもなるのね。。。
座る練習？？
………
はい…
ちゃんとやります………
悲しくなりました。。。
違和感
入院生活も少しずつ慣れてきて
手術による痛みも緩和してきた頃。。。
顔と腕に違和感を感じました。
「なんかゴリゴリしてるなぁ～」
……………
ガラス片が取り残されていたようです。。。
形成外科なんですね。
こういう場合は。
いちおう、手術室に連行されて局所麻酔で。
これまた痛い。。。
液体がどんどん入っていって膨れ上がってくるのが分かる。
全身麻酔の方が楽www
体に負担が掛かるようですが。
合計3個！
ちっちゃいカスみたいのは生理食塩水で無理矢理洗い流してたwww
縫い付けも含めて、ものの15分で終了！
で。ついでに気になってた事を形成外科の先生に相談。
「胸の手術痕…ミミズ腫れみたいになって痒いんですが…」
よくあるようで、その場で処置の予約を。
後悔…
相談しなきゃ良かった…
およそ20cmくらいの手術痕に
1cmくらいの間隔でステロイド注射されました！
看護師さん5人くらいに押さえつけられながらwww
痛かった。。。ほんとに。。。
今でも覚えてるよ。あの苦痛…
う～～ん…
なんかまだ違和感があるなぁ～～
…………
！?
あれ？？腕が上がらんぞ？！！
地獄の2ヶ月半…寝返りすら打てない日々
毎日毎日、看護師さんは1時間くらいの間隔で
背中や腰、おしりにクッションを左右入れ替えてくれます。
床擦れ防止ですね。
2ヶ月半、天井しか見れない生活が続きましたから。
ここで問題なのは、お風呂とトイレ。
もちろん、どちらも一人で出来るわけもなく。
◆トイレの苦痛◆
尿道カテーテルが挿入されていたので
おしっこは尿意も感じず、勝手に垂れ流しwww
ですが。。。
「大」はそうもいかず…
だぶん、これくらいの怪我をされた方はおむつをしてたと思います。
赤ちゃんになった気分でした。。。
ナースコールしておしりふきふきしてもらいます。。。
骨盤の痛みが少し和らいでからは
ゴム製の簡易便座をおしりに敷いてもらってキバリましたwww
もちろん、排便したらナースコールです。。。
↑これ、まだ良い方です。
全く動かないから便秘になりがちなんです。
けど、3日出ないと、、、指入れられます！！
摘便（てきべん）って言うそうです。
ほんと無理矢理・・・グリスみたいの塗りますが痛い・・・
※実は上手い看護師さんもいるwww
これは苦痛でした。
だから、頑張ってたくさん食べて水分摂って
牛乳飲んだり、炭酸がぶ飲みしたり…
自分で出す努力をしました。。。
◆お風呂の苦痛◆
あったかい濡れタオルで体を拭かれます。
もちろん全身…
尿道カテーテルを挿入していたので
そこもきれいに丁寧に石鹸で。。。おむつの上で洗い流してくれます。
はずいです。。。
週に1回くらいは、ストレッチャーに乗って
シャンプー台でシャンプーだけしてくれます。
簡易便座に座れるようになって程なくすると
シャワー用のストレッチャーに移動して
本物のシャワーで洗ってくれます！
これ出来るようになったのは、1ヶ月半後くらいでしょうか。
いや～～～
これはほんと気持ちよかった～～
もちろん自分では洗えないし
起き上がれもしないので、されるがままですwww
若い看護師さん2～3人掛かりで
丁寧に洗ってくれますwww
想像してください。
全裸で尿道カテーテルがついていて
ストレッチャーに仰向けで寝ていて
若い看護師2～3人に全身丁寧に洗われてます。。。
超はずいです。。。
はい。
こんな経験したい人はいないでしょうから
※男性ならお風呂パターン希望いるかもねwww
大怪我には気を付けましょう！！
手術その② ※骨盤粉砕骨折編
大腿骨頭は寛骨臼を突き抜け
腸骨と恥骨は分断され
腸骨は砕け散り、坐骨も原型を留めていない…
出血量もハンパなく、膝あたりまで内出血ができていました。
「外傷があったら、血液垂れ流しで出血多量で死んでましたね。はい。」と…
医師にかる～く告げられましたwww
さて…
手術は10時間超にも及んだようで。。。（先生お疲れ様でした！）
太い動脈と大腿神経が通っている場所で
こいつらを、よいしょとよいしょと避けては骨をまとめて…
また避けてはボルトを止めて…
動脈に傷がついて出血多量で放射線技師さんに命を繋いでもらったり
大量に輸血されたり…
すげー太くて長～いボルトは2本
金属プレートは、腸骨の上から恥骨結合部分まで長いのが1枚
砕け散った寛骨臼を纏めるかのようなプレートが1枚
これらを止めるボルトが無数にあり。。。
その他、ヒビ程度・骨折してても比較的症状が軽い部分は無視www
レントゲン写真で確認できました。
今になって、理学療法士と話しをしてますが
将来、動きの制限が出ないように固定されているようで。
要は、関節同志を繋いでないんです。
リスクのある手術みたいですけど。強度の問題で。
まー。手術直後はそんな事考える余裕などなく
すぐに目を覚まされて病棟に戻りましたが………
とにかく痛い！
痛みで何回ナースコールを夜中に押した事か…
看護師さんを呼ぶと、1プッシュだけモルヒネを投与してくれました。
もはや意味ないけどwww
けど、藁にもすがる思い！何回もモルヒネを懇願！
看護師「ダメダメ。さっき打ったばかりだから、また5分後ね。」
もちろん、その夜は一睡もできるわけでもなく
朝には声が擦れていた…叫びすぎて。。。
体に残った傷は30cmくらいでしょうか。
脇腹から恥骨の部分までズバッと！
胸の傷も20cmくらいかな。。。
みぞおちあたりからへその下あたりまでズバッと！
腕も顔も。。。
もう…フランケンやん！
手術その① ※横隔膜編
救急車で搬送される時に、救急隊員に「胸が苦しい…」って訴えてました。
苦しい原因が分かりました。
横隔膜破裂！
肺挫傷！
そりゃ苦しいわっ！
ある臓器が横隔膜を突き破り、肺を潰したようです。。。
横隔膜って筋肉の薄い膜で風船みたいになっていて
その中に内臓を収めているようです。
風船の口の部分は骨盤にくっついてるんですって。
風船って割れると…ぐちゃぐちゃです。。。
そうです。
横隔膜もぐちゃぐちゃで、寄せて寄せてパズルして縫い合わせたみたいです。
すげーー気の遠くなる手術です。（先生！お疲れ様でした！）
肺は「ぶどう」みたいになっていて
その一粒を肺胞って言うようで、何粒かやられたみたいです。
取り込める酸素量が少なくなるから、そりゃ苦しくなるわけで。
心臓OK！
胃腸OK！
肝臓OK！
腎臓OK！
膀胱……ちょっと位置が。。。ずれてる！
脾臓OK！
膵臓……OK？？
……
全ての臓器をチェックしていただきました。
手術前に家族に説明がありました。
「画像を見る限り、かなりひどいお怪我です。膵臓に傷が付いていたら、助けてあげられませんのでご理解ください。」…と。
後から医師に聞きましたが、かなり高い確率で「死」を想定していたようです。
素人が見てもCTとレントゲンの画像がぐちゃぐちゃって分かるくらいwww
けど…
何とか生還しました！
5日後にwww
ちなみに、左腕には割れた窓ガラスがめり込んで
骨に当たって止まっていたようですが
ほぼ無視www
ガラス片だけ取って
無理矢理縫っただけ。。。
肉片足りなくて、穴空いてるやん！！
グロすぎて画像は載せれません。。。
5日後…ようやく目覚める！麻酔の恐怖。。。
白い天井が見えた。
物々しい大量の医療機器も目に付いた。
はっきり言って、何が何だか状況を理解できず。。。
看護師さんが色々と説明してくれた。
今いる場所や手術の事やら…
はっきり言って、何が何だか状況は理解できなかった。。。
カーテンと天井には今まで見た事がない光景が！！！
すげー！！最新式？！斬新！！おもしれーーwww こわい。。。
小人は踊っているしwww 大量に！
動く字がいたるところに！
タランチュラが大量に出現してナースコールを何回押した事かwww
大部屋に移動してからは、かすかに見えるお向かいさんが怪獣でしたwww
看護師さんに意識が朦朧とした中で話したら笑われた。。。
幻覚を見ていたようです。丸2日続いた…メルヘンな世界がwww
手術による麻酔と5日間、人工呼吸器によって生かされていた影響で。
麻酔…こえーーーーーーー！
全身麻酔がどれだけ体に負担を掛けているか…
もう手術は嫌だぁーーーーーー
